
では、1260mmの長さで2500Wの出力を持つ炭素繊維製の遠赤外線ランプについて話しましょう。
このような炭素繊維製の遠赤外線ランプは、表面を焼かずに熱を材料の内部まで届ける必要がある場面で使用されます。1260mmという長さと2500Wという高出力により、広範囲の領域を効率的に加熱・乾燥させることができます。
熱に関する特性
1260mmの長さにわたって2500Wの電力が供給されるため、非常に安定した熱流が得られます。
ただし、短波ランプが表面だけを加熱するのとは異なり、この炭素繊維製のランプは遠赤外線を利用しています。そのため、熱が材料の内部まで届き、内部の温度もより均一になります。
ただし、換気が不十分だと、周囲の熱が急速に蓄積されてしまいます。冷却ファンが十分に機能しているか確認しましょう。そうでないと、装置が変形してしまう可能性があります。
なぜ炭素繊維か?
炭素繊維フィラメントは高純度の石英ガラスで覆われています。なぜかというと、炭素繊維は通常のニクロムワイヤーよりもずっと高い負荷に耐えられるからです。また、収縮や膨張もほとんどないため、急激な温度変化によってチューブが壊れる心配もありません。
石英ガラスの外殻が、元素が酸化するのを防ぎつつ、遠赤外線が通過するのを可能にしています。
使用方法
このランプは、工業用の乾燥装置やPET製造ラインに直接取り付けることができます。
しかし、1260mmという長さのため、取り付けブラケットには注意が必要です。ブラケットをしっかり固定しておく必要があります。もしチューブが自重で少しでも沈んでしまうと、熱の集中が起こり、早期の故障の原因となります。
また、スイッチを入れる前に、電圧の安定性を必ず確認してください。電圧の急変は、炭素繊維製のランプを破壊する最大の原因です。温度の調節が正確に行えるように、PIDコントローラーを使うと良いでしょう。